「芭蕉と近江」
− 幻住庵 (1) −


 「おくのほそ道」の旅を終えた翌年、元禄3年(1690)4月6日から、7月23日までのおよそ4ヶ月間、芭蕉は、門人の曲水(菅沼外記定常:膳所藩士)の勧めで、かつて曲水の伯父(幻住老人)が暮らしていた庵に住まいしました。

 「幻住庵記」は、ここでの暮らしの様子や、芭蕉の俳諧の道への思いを述べた文章です。これは、俳文として「おくのほそ道」と並ぶ傑作とされています。
    先づ頼む椎の木も有り夏木立
    (まずたのむ  しいのきもあり なつこだち)


遠くに鳥居が見えます。

案内図

近津尾神社の鳥居
幻住庵へ「三曲二百歩」

参道です。
白い物は、投句の短冊です。

左:幻住庵、右:近津尾神社



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Last Update 1999/10/24
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