５．一貫斎　略年譜

西暦	年号	年齢	事　　　　　　　　　　績
1778	安永７	１歳	１０月３日に坂田郡国友村（いまの長浜市国友町）に生まれる。幼名を藤一という。
1786	天明６	９歳	父の名をついで藤兵衛を名のる。
1794	寛政６	１７歳	９代目藤兵衛年寄脇として鉄砲鍛冶職をつぐ。
1811	文化８	３４歳	彦根藩御用掛となり、２００目玉大筒をつくる。 彦根事件おこる。
1814	文化１１	３７歳	友人山田大円からオランダ風砲の構造を教わり、その模型を製作する。
1816	文化１３	３９歳	彦根事件で江戸へむかう。このころ平田篤胤と親交を結ぶ。
1817	文化１４	４０歳	彦根事件が解決する。
1818	文政元	４１歳	山田大円宅で、将軍家のオランダ風砲をはじめて見る。 「大小御鉄砲張立製作控」を著わす。 距離測定機を製作する。
1819	文政２	４２歳	最初の風砲が完成し、「気砲」と名づける。 「気砲記」「風砲弁記」を著わす。
1820	文政３	４３歳	成瀬隼人宅で、オランダ製天体望遠鏡をはじめて見る。
1821	文政４	４４歳	江戸より帰国する。
1824	文政７	４７歳	「神鏡」をつくる。
1828	文政１１	５１歳	「懐中筆」、「玉燈」を考案する。
1829	文政１２	５２歳	鋼製弩弓が完成する。
1832	天保３	５５歳	天体望遠鏡の製作に着手する。
1833	天保４	５６歳	天体望遠鏡が完成し、観測をはじめる。
1834	天保５	５７歳	月の観測をおこなう。
1835	天保６	５８歳	正月から太陽の黒点観測をはじめ、１５ヵ月の間毎日のように観測をつづける。
1836	天保７	５９歳	天候不順のために米価が急騰し、経済的に打撃をうけた国友村を救済しようと望遠鏡を売る。
1840	天保１１	６３歳	自宅にて死去。



（資料提供：国友鉄砲の里資料館）