浜ちりめん工場
緯煮き(ぬきたき)


 生糸(きいと)を熱水中で煮(た)くことによって、生糸の表層(ひょうそう)のセリシンという成分が水をふくんで、ふくれて柔らかくなります。そのため、生糸自体が柔らかくなり、引きそろえた糸同士(どうし)が接着(せっちゃく)します。
 こうすることにより、次の工程で糸に強いひねりをかけることができるようになります。また、乾(かわ)くとセリシンが固まり、ひねり止めとしての効果も生まれます。

<取材協力>
有限会社 吉正織物工場



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(最終更新日 : 1998/11/07)
Copyright (C) 1998. by Hideo Hirobe.