| どんな地方にも歴史上著名な人物が、生まれたとか、訪れたとか、亡くなったとかいったいった話が伝わっています。それが史実であるかどうかは別として、そうした伝承は、その人物への人々の親しい思いを伝えるものです。 |
| 1.「おくのほそ道」の道中 |
芭蕉が、長浜に立ち寄った可能性が最も高いのが、「奥の細道」の旅(元禄2年[1689])の8月17日に敦賀を発って大垣に向かったときです。| 2.曽良の道中 |
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一 十一日 快晴。天や五郎右衛門尋テ、翁ヘ手紙認、預置。五郎右衛門ニハ不逢。巳の上刻、ツルガ立。午ノ刻ヨリ曇、涼シ、申ノ中刻、木ノ本ヘ着。 一 十二日 少曇。 木ノ下ヲ立。午ノ剋、長浜ニ至ル。便船シテ、彦根ニ至ル。城下ヲ過テ平田ニ行。禅桃留主故、鳥本ニ趣テ宿ス。宿カシカネシ。夜ニ入、雨降。 一 十三日 雨降ル。多賀へ参詣。鳥本ヨリ弐里戻ル。帰テ、摺針ヲ越、関ヶ原ニ至テ宿。夕方、雨止。 |
| 3.「はま」の記述 |