国友鉄砲のネジ製作




ねじきり
 鉄砲鍛冶が鉄砲の製作過程で一番苦労したのは、ネジの製作だったようです。特に、銃身の尾部(びぶ)をふさぐ雌(めす)ネジを内側に刻(きざ)みこむために、大変な苦労をしました。
 現在残っている道具から考えると、銃身を真っ赤になるまで熱し、その中へネジカタ(雄ネジ)をネジこみ、取り外す作業をくり返したようです。

 こうしてネジを用いて銃身の尾部をふさいだので、ふたの取り外しが自由になり、火薬の燃えかすや不発弾(ふはつだん)を取り出したり、内側の手入れができるようになりました。



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This page was last updated on 1998/10/10.
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