かいこさんQ&A
質問におこたえして

みなさんで、カイコについてもっと知りたいときは、
  「まゆの資料館」の方が、おこたえくださいます。



<おたずね>
To: <saisien@mx.biwa.ne.jp>
Sent: Saturday, June 05, 1999 7:29 AM
Subject: カイコのこと教えて下さい


はじめまして、小学3年生のHといいます。
学校でカイコを育てています。
一人10ぴき せわしているんだよ。
たまごが産まれたら、どうしたらいいかわかりません。
お兄ちゃんが育てた時も、たまごが産まれたけど
ほぞんのしかたが わからなくて
カチカチに かわいてしまったので すててしまいました。
わたしは、かわいそうで すてたくありません。
お母さんも知らないと言って、パソコンでしらべてくれました。
でも、わからなかったみたいです。
「このページがくわしそうだよ」と教えてくれました。
いっしょに読んだけど、知りたいことが書いてなかった。
来年も がんばってカイコを育てたいので、
どうか たまごについて教えて下さい。
<おこたえ>
From: 浜シルク彩司苑 <saisien@mx.biwa.ne.jp>
To: xxx@xxx.xxxx
Date: Mon, 7 Jun 1999 17:21:19 +0900
Subject: カイコについて


Hさん、お便りありがとうございます。
学校でカイコを飼っていらっしゃるそうで、とても親しみを覚えます。質問は、カイコについて、卵が死んでしまうということでしたね。

カイコは、もともと暑い国のものですから、気温が20度をこえると元気になります。卵も、ちゃんとオスとメスがいるときには、すぐにかえって幼虫が出てくると思います。でも秋になり気温が下がってくると死んでしまうので、卵のうちにひやして冬眠させてしまうと、かえるのを夏まで待ってくれます。冷蔵庫の中などに置いて、だいたい5℃以下にしてください。また、乾くと良くないのでビニールの袋などに入れておくと良いでしょう。夏がきて、また暑くなったら、とりだしておくとじきに幼虫が出てきます。

うちでは、ホームページをごらんになったように、昔ながらの道具と方法でカイコを飼っていますが、卵については群馬県や長野県の方からとりよせています。というのも、カイコは近親交配が起りやすく、うまくしないと変異種といって羽根が開かないものや、目のないものが生れてきやすいからです。これを防ぐには、違う品種のカイコ同士を掛け合わせる必要があるのですが、なかなか簡単にはできません。そちらの学校ではどうしておられるのか分りませんが、そういうわけでそちらでも卵はどこかで毎年もらってきているのではないでしょうか。

質問について私達がお答えできるのは以上です。ご満足頂けましたか?もしまだ分らないことがありましたら、遠慮なくメールを送ってください。
また、長浜へ寄る機会があればうちにもいらっしゃって下さい。
今後とも彩司苑と繭の資料館をよろしくお願いいたします。

<おたずね先>
彩司苑「まゆの資料館」
「まゆの資料館」
浜シルク彩司苑(長浜産業株式会社)
長浜市八幡中山町710
TEL.0749−65−3800
mailto:saisien@mx.biwa.ne.jp

(このページは、浜シルク彩司苑さんのご協力により提供しています。)


[最初のページにもどる]


(最終更新日 : 1999/06/15)
Copyright (C) 1999. by Hideo Hirobe.