3.メディアの活用について |
■ 今回活用したメディアについて ■ インターネットの世界は、従来型の閉じた教室を開かれた教室へと変貌させる力を持っていることは、周知の通りです。そこでは、新たな出会いと、そうした場面でのコミュニケーション能力が求められます。 (1) Web「会議室」
いつも共に生活を送っている仲間同士なのですが、文字だけによる意志の伝達の難しさを味わわせ、相手の立場に立って伝達しようとする態度や思いを正確に伝えるための表現力を伸ばせられればと考えました。 ![]() (※北中学校では、生徒全員にイントラネットのメールアドレスを発行しています。) ![]() 見つけたデータは、一端そのまま各自のFDやホームディレクトリなどに保存させ、爾後の効率的な活用を体験させました。 デジタルデータの有効活用の体験をさせるために、調べた各地の方言は、一旦表計算ソフトを用いて整理させ、さらに、その成果を共有するためにHTMLソフトを使って、Web化しました。 ※著作権の問題 集めた資料をもとにWebページにまとめさせました。著作権については、再三注意を促してきました。 出典を明記すること、限られた引用にすることなどです。 メールで回答をいただいた場合などは、再度、掲載の依頼も行わせました。 パソコンやソフトの操作は、技術科の領域ですが、情報発信を考えた場合、中身は、国語科の表現領域だと思います。今まで、紙と鉛筆でやっていたことを、キーボードとディスプレイという新しいツールを活用して行うだけです。従来、新聞作りやパンフレット作りは国語科が行ってきましたが、Web Pageは、パンフレットそのものです。 また、手紙作文の指導も私たちが行ってきましたが、E-Mailは、手紙そのものです。ツールが変わったとしても、その中身まで他教科に任せてしまうようなことがあってはならないと思っています。 もし機械が苦手だとしても、技術科の先生や情報担当の先生方と連携して、Web作成や電子メールの指導に当たり、子どもたちの情報処理能力に関わっていくべきだと思っています。 ■ メディア利用環境:(実践時点による) ■ 長浜市立北中学校では、イントラネットでWWWサーバ、Mailサーバ、ftpサーバなどの各種サーバを稼働させています。
◯ 利用ソフト : Internet Explore5.0、AL-Mail32、JUST HOME、HOTALL、PaintShop等 ■ 実現したかったテレビ会議による交流 ■ 実際に使われている言葉を直に耳で聞くことは、方言の学習には大変効果があります。そのため、テレビ会議により、遠方の学校と交流できればと考えていましたが、時期的な問題等もあり、実現には至りませんでした。 しかし、Webページには、音声情報を発信されているものもあり、生徒たちは、そうした情報に接するだけでも方言に対して親近感を持ち、理解が深められたように思います。 |