はじめに −ホームページ作成によせて−

(2004年12月5日)……7年目の大幅リニューアルに寄せて

 このサイトを公開してから、すでに7年にもなろうとしています。訪問頂いた方も、20万人に及ぼうとしています。この間、私自身の勤務先が変わったり職場の立場が変わったりして、このサイトの運営もままならない状態が続いてきました。しかし、情報社会のインフラも大きく変わり、学校の機器の整備も大きく進みました。

 ありがたいことに、幼い頃から「Watchingに行こう」と誘って取材に連れ歩いていたわが子が、サイト作成を手助けしてくれることになりました。ちょうど、夏休みに「長浜に関わることを調べよう」という宿題があり、わが子は「石田三成」を調べるといいます。もっけの幸いで、三成にスポットを当てた「Watching」に出かけました。レポートらしきものを提出したようですが、せっかくの写真を生かそうと誘ったところ、今まで作っていたゲームサイトをやめて、「三成」のページを作ってくれることになりました。いわば、わが家の総合学習ですね。
 このわが子の様子に、しばらく眠っていた私自身の「ふるさと ながはま」への思いもムクムクと頭を持ち上げてきたというわけです。

 そこで、今回、このサイトをリニューアルしようと思い立ちました。
 しかし、7年前のモデムでネットにつなぐ環境に合わせて作成したページなどの画像は、画質やサイズを落としており、今の環境には耐えられないものかもしれませんが、そのまま使うことにします。
 場合によっては、「JavaScript」などを使ったページが、WindowsXPのサービスパック2のセキュリティーに引っかかるかもしれませんが、少しでもご覧いただきやすい構成に組み替えました。



(1998年8月29日)

 このページは、当初、下記のように地域の子ども文化の再発見をテーマとして「長浜の方言」や「わらべ歌」をあつかってきました。
 しかし、本年度になり、長浜市教育委員会が市内の全小・中学校にインターネット導入促進の方針を打ち出され、各校でISDN回線化の工事が行われました。パソコンも、台数はわずかとはいえ、最新機種が各校に配置されました。いよいよ、市内の各校でインターネット活用の学習が展開される基盤が整ってきました。

 ところが、そうした視点で、ネットを見直すと、長浜市に関する情報が不足しています。
 そこで、このWebPageが、教育現場に対して長浜に関する情報を提供するページへとシフトアップできないかと考え、作成の方針を変更しました。

 今回、その手始めとして、「ながはまの史跡めぐり」のページを作成し、市内の主な史跡の写真と簡単なガイドを公開しました。
 今後、徐々に情報の範囲を広げていこうと考えています。



(1997年8月27日)

 この春、2年生(中学) 国語科の授業で、「方言調べ」を行った際に、山本和英さん( ATR音声翻訳通信研究所)の全国方言リンク集「ふるさとの方言」を活用させていただき、また、各地の方言のホームページの制作者のみなさんにもお世話になりました。
 たまたま、勤務校のホームページづくりの中で、山本和英さんと知り合う機会を得ましたが、その山本さんからのメールにより、滋賀県の方言を取り扱ったホームページが、全国でわずか一つ、松山高明さんによる「滋賀県の方言」(Dialect of SHIGA-KEN)<このサイトは既に閉鎖されています。>しかないことを知り、是が非でも、「滋賀県の方言」をとの思いを強くしました。

 構想をいろいろと考えましたが、この夏に聴いた講演が私の方向を決定づけました。
 それは、「近年、街角で子どもたちの遊ぶ声が聞こえなくなった。以前は、互いに『遊ぼう』と呼び合っていたこどもたちが、『遊べる?』と誘い合うようになった。子どもたちの大切な人間関係を学ぶ場が、なくなりつつある。」(パトリク・マケリゴット氏)というものでした。

 私は、この話を伺って、まず心に浮かんだのが、私自身の幼い頃の思い出でした。近所の幼なじみと日が暮れるまで遊び回っていたなつかしい日々です。それが、頭から離れなくなりました。

 そのことと方言のホームページづくりとが一つのものになるのに時間はかかりませんでした。まだ構成が十分に練れてはいませんが、心のふるさととでもいうべき「わらべ歌」の紹介を兼ねて方言を取り扱えないかというものです。わらべ歌は、当然、生きた土地の言葉、つまり「方言」で歌われてきたものだからです。
 そこで、この夏休みを生かして地域のお年寄りを訪ね歩きました。

 まだ、まとまった形にはできていませんが、とりあえず、ここに公開いたします。ご意見をお伺いできれば幸いです。


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